Preserved Flower

 

生花と変わらない外観を持ちながら、美しさを長く保つことのできるプリザーブドフラワー。
豊富なカラーバリエーションがあることから、結婚式や誕生日のプレゼントとして人気があります。
贈り物としてもらったことがある方も少なくないのではないでしょうか。
また、枯れない美しさに魅了され、自ら購入して玄関やリビングルームに飾って楽しんでいる方も多い花です。
ここでは、プリザーブドフラワーをできるだけ長く楽しみたい方のために、プリザーブドフラワーの手入れの仕方や保存期間、長持ちさせる方法などをご紹介します。

「プリザーブド」とは英語のpreservedのことで、「保存された」という意味があります。
生花の一番美しい時期に色素を抜き取り、特殊な加工を施したプリザーブドフラワーは、枯れることがなく水やりの必要もないことが大きな特徴です。
また、生花のような花粉や香りはありません。
特別な染料を用いて作られるため、ダークブルーやスカイブルー、ラベンダーパープルなど生花にはない豊富なカラーバリエーションがあります。

ヨーロッパは比較的湿気が少ないため5年から10年もつと言われていますが、日本は湿気が多いため長く保存したい場合は工夫する必要があります。
とはいえ、保存状態に少し心を配るだけでも5年以上長持ちさせることが可能です。

できるだけ長くプリザーブドフラワーを楽しむためには、快適な環境が必要です。
プリザーブドフラワーにとって快適な環境を保つために、次の2つのことを心掛けましょう。

【1】高温多湿の場所を避ける
プリザーブドフラワーはとてもデリケートです。高温多湿の場所に置くと花びらの透明化や液だれ(着色液がしみ出てしまうこと)、ひび割れなどを招きます。
目安としては温度が18~25度、湿度は30~50%の環境で保存してください。
夏場の日中は、クーラーや空調の行きとどいた場所で保管することをおすすめします。

【2】直射日光や強い光を避ける
強い光が当たると色あせの原因になります。スポットライトや直射日光の当たる場所に置くことは避け、風通しの良い涼しい場所に置きましょう。